Unified ID 2.0は、サードパーティCookieに代わる新しいID
Unified ID 2.0は、アドテクノロジーのリーダーであるThe Trade Desk, Inc.(本社:米国カリフォルニア州、CEO:ジェフ・グリーン、Nasdaq: TTD)が開発したサードパーティCookieに代わる業界規模の新しいIDアプローチであり、オープンインターネット上での広告の価値交換を維持しながら、消費者のプライバシー管理を改善し、相互運用可能な非商用オープンソースのソリューションとして独立した組織によって管理・運営される予定となっている。
消費者は、継続して質の高い無料コンテンツへアクセスでき、オプトアウトなどプライバシー情報の管理が簡単にできるようになり、パブリッシャーは独立性を維持しながら、消費者にプライバシーに配慮した広告体験を提供できる。
従来のCookieとは異なり、Unified ID 2.0は広告チャネル全体を横断して機能することができるので、広告主は、ストリーミングTV、ブラウザ、モバイル、オーディオ、TVアプリ、およびデバイス全体のキャンペーンパフォーマンスを単一のIDで管理・分析できるようになり、より精度の高いマーケティングが実現できる。
ニールセンがUnified ID 2.0に参画
世界最大級のマーケティング調査&データ分析の会社として、世界規模の消費者と市場における最も完全で信頼されたインサイトを提供している Nielsen Holdings plc(ニールセン、NYSE: NLSN)が、Unified ID 2.0の開発と導入に向けた業界全体の取り組みにおいて2020年11月から参画し、その他にもCriteo、LiveRampが参画している。
PubMaticがUnified ID 2.0をサポート
2020年11月17日に、デジタル広告のセルサイド・プラットフォームであるPubMaticがUnified ID 2.0のサポートを発表し、PubMaticのIdentity Hubを利用する180以上のパブリッシャーにUnified ID 2.0がデフォルトIDとして提供されることになった。
The Trade Deskの共同創業者兼CTO Dave Pickles氏のコメント
「Unified ID 2.0はオープンインターネット業界のリーダーによる共同努力であり、消費者、広告主、パブリッシャーに利益をもたらす新たなIDモデルを目指しています。PubMaticのようなサプライサイドのリーダーと協力し、パブリッシャーにとって関連性の高い広告の価値を守る透明性と相互運用性を実現しながら、消費者のプライバシー管理を改善するIDソリューションの提供を支援します」
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