「BaaS byGMOあおぞら」とは銀行機能のAPIサービス
まず、Banking as Service (BaaS) とは、銀行が提供する機能やサービスをAPIを介してクラウドサービスとして提供する仕組みのことです。 「BaaS byGMOあおぞら」とはGMOあおぞらネット銀行が提供する包括的な銀行サービスです。BaaSはBanking as a Serviceの略で、銀行機能をパーツ化し、事業者が必要な機能だけを組み合わせて利用できるサービスです。
「BaaS byGMOあおぞら」のメリット
「BaaS byGMOあおぞら」の主な特徴やメリットは以下の通りです。
- 銀行機能のパーツ化：事業者は必要な銀行機能だけを選んで自社サービスに組み込むことができます。
- カスタマイズ可能性：
・専用画面：事業者のサイトと一体感のあるデザインの口座開設ページなどを提供。
・専用支店：事業者専用の仮想銀行支店を設置可能。
・専用カード：オリジナルデザインのデビットカードやキャッシュカードの発行が可能。 - 高いセキュリティ：SOC2 Type1保証報告書を受領し、データセキュリティとコンプライアンスの高水準を維持。
- 幅広い利用：個人だけでなく、法人や個人事業主も利用可能。
- API連携：銀行APIを通じて、さまざまなサービスとの連携が可能。
GMOあおぞらネット銀行は、このBaaSサービスを通じて、金融・非金融事業者双方に、エンドユーザーが求めるサービスの開発・提供を支援しています。2024年5月末時点で、BaaS byGMOあおぞらのサービス契約数累計は660件に達しており、FinTech企業や一般企業、さらには他の銀行までもが利用しています。
BaaS byGMOあおぞらが提供するAPIの例
BaaS byGMOあおぞらが提供するAPIの例としては、以下のようなものがあります。
- 振込API：事業者のサービスから直接振込機能を利用できるようにします。
- 残高照会API：ユーザーの口座残高をリアルタイムで確認できる機能を提供します。
これらのAPIは、GMOあおぞらネット銀行が提供する「業界最多水準のラインアップを誇る銀行API」の一部です。これらのAPIを利用することで、事業者は自社のサービスに銀行機能を組み込むことができ、ユーザーに対してより便利で統合されたサービスを提供することが可能になります。
GMOあおぞらネット銀行は、これらのAPIを通じて、金融・非金融事業者双方に、エンドユーザーが求めるサービスの開発・提供を支援しています。このようなBaaSサービスにより、事業者は必要な銀行機能だけを選んで自社サービスに組み込むことができ、新しい金融サービスの創出や既存サービスの付加価値向上につながっています。
BaaS byGMOあおぞらのAPIを活用した具体的な事例
BaaS byGMOあおぞらのAPIを活用した具体的な事例としては、以下のようなものがあります。
ふるさと納税の自動スグ払いサービス「ARLY（アーリー）」
このサービスでは、寄付者に返礼品が到着すると、GMOあおぞらネット銀行が自治体に代わって、返礼品事業者へ返礼品代金と送料をすぐに立て替えて支払います。事業者間のシステム連携に銀行APIがフル活用されており、ふるさと納税のピーク時における返礼品事業者の資金繰り問題を解決しています。
お金の新習慣アプリ「Habitto（ハビト）」
このアプリは、ユーザーが直接利用できる貯蓄口座としてGMOあおぞらネット銀行と連携しています。アプリ内で銀行の機能を利用できるため、ユーザーはシームレスに貯蓄を行うことができます。
デジタルバンク「01Bank（ゼロワンバンク）」
池田泉州ホールディングスが新たに設立するこのデジタルバンクは、BaaS byGMOあおぞらを採用しています。これは銀行が銀行にBaaSを提供するという画期的な事例であり、銀行APIを活用して新しい金融サービスを構築しています。
これらの事例は、GMOあおぞらネット銀行が提供する豊富な銀行APIを活用することで、金融・非金融を問わず様々な事業者がサービスの付加価値を向上させ、エンドユーザーの新しい体験や利便性向上に貢献していることを示しています。
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